モロッコ 砂漠 キャメルツアー 感想

九月の後半から10月の頭にかけて、モロッコマラケシュに滞在し、そこから3日間のメルズーガ砂漠キャメルツアーに参加してきた。

丸一日かけて移動、その日の夜は途中のホテルで一泊、次の日の午後、砂漠の入り口にあるホテルに到着、そこで準備してキャメルツアースタートとなる。

ラクダは降りる時前脚を先に折りたたむので かなりの衝撃で前傾姿勢になるので頭から落ちそうになるので怖いが慣れれば平気。

1時間くらいラクダで歩き、日が暮れる前くらいに、夕陽を見るためにラクダから降りて時間を取ってくれる。砂丘の高い所を見つけて夕日が砂漠の地平線に落ちていくのを眺める。これはかなり感動的。風の音しかしない砂漠で 静かに日が沈んでいくのを眺める。夕日が好きで色々見てきたが トップクラスだと思ったのだが。最後の地平線に沈むところは雲に隠れて見えなかった。これはいつもこうなのか?天気が良ければ見えるのかはわからないが、砂漠に沈んでいくまでのワクワク感はこれ以上なかった。

またラクダにまたがり30分くらいで宿泊のテントに到着。ちょうど暗くなり一息つき、部屋を割り振って夕食になる。トイレも公用のものが二つ付いているが布で仕切っているだけで鍵はかけられないので、しているときは他の人が来ないか、かなり気になる。
2人で来ている人なら1人が外で見張っていてあげれば問題はない。
手を洗うタンクもある。 テントはダブルサイズのマットレスが二つ分のところに2人入れるので思っていたより広いし辛いことも何もない。もちろん掛けられる毛布的なものも普通にある。汚いとかそういうのは正直ここまで来ていると気にならない。疲れているし、外はラクダのフンだらけでその上を歩くわけだし、ご飯にハエが飛んできて止まるとかも、もう気にしない段階まで来ているので。

その後は夕食。
食堂になっている広いテントに集まってみんなで食事、徳用の大きいウエットティッシュを持って行っていたので みんなに回してあげた。タジンとハリラスープとパンの定番メニューだが、基本美味しい。

そのあとは、外の広場にみんなで輪になって座り、総勢20人くらい ベルベルミュージックの生演奏。
6人くらいでパーカッションを叩いて歌を歌ってくれる 結構迫力があって 良い感じだった。そのあとはお決まりであろうツーリストを2人くらい呼んで、叩かせて歌わせる ここでジャパーンと声がかかるので叩かせてもらった、結構こういうのは好きなので楽しかった。桜の歌を歌えと言われたけど知らないから無理と、そこは断った。
演奏はその後も続いていたが離脱して、テントの外に出て夜の砂丘を見に行く 真っ暗で何も見えない そこでベルベル人のお兄ちゃんが付いて来いとうちら夫婦とオランダ人の五十代後半くらいのおばあちゃん2人を連れて、夜の砂丘の上に登って5人で色々とモロッコのことやら何やら話した。目が慣れて来て、明かりも何もないのに砂丘の形が見えるようになる。
そうしたらそのベルベル人は日本語で僕のお兄さんは日本に住んでいると、どこかと聞くと、板橋区のレストランで働いているらしい。こんなところまではるばる来て板橋区というワードが出たことに やたらおかしかった。このキャメルツアーにいた日本人は自分たちだけだったが やたら日本人にフレンドリーだし、結構来ている人多いのだろうなと思った。夜は楽しみにしていた星空なのだが全く見えなかった。これは残念だった。寝るとき極寒だから厚着をするようにと色々なところに書いてあったので警戒していろいろ持って行ったのだがテントの中は全く寒くなくむしろ暑いくらいだった(なんかこもっている感じ)
早朝まだ暗い中、起きてすぐラクダで出発。この時はかなり寒いから厚着をした方が良い。 出発時は暗いが歩いているうちに徐々に明るくなる。
また日の出の見えるところで一回ラクダを降りて 休憩。ここはそんなに感動とかなかった、結構あっさり。後はラクダ発着所のホテルでシャワー浴びて着替えて、また車に乗って延々とマラケシュまでのドライブ 帰りイギリス人の若い子は吐いていて辛そうだった






砂漠に必要なものリスト

ウエットティッシュ
ティッシュ
日焼け止め
帽子
マスキングテープ (iphoneの小さな穴に貼る)
厚手の靴下
薄手の羽織物 日中の日よけの為
マスク 移動中や寝るときに必要
のど飴
汚れてもいい服
軍手




必要と思ったが使わなかったもの

【虫除けスプレー 】虫は特にいなかった
【トイレ用のティッシュ】どこにもトイレットぺーパーはある
テントにももちろんあったし 途中止まるトイレ休憩のところもほとんどはチップ払って入るところだし綺麗にしてある普通の様式トイレなので 困ったことは何もなかった。

ジップロック】砂の粒子が細かいから スマホが壊れるとか、結構言われていたので持っていったが、スピーカーの穴などにマスキングテープを貼ってジップロックには入れなかった。普通に写真をバシャバシャ撮っていたがその後もスマホは故障していない。


移動途中の食事がツアー料金に込まれているのかと思ったらそうでは無いらしく、結構そこで意外と出費した。他のツーリストが確認していたが含まれていないらしい。

これはマストなもの。

【ターバン】帽子とかマスクを持って行っていたのでターバンはいらないと思っていたが 全員他の人たちはしていた。雰囲気も出るしせっかくならどこかで手に入れて持って行けばよかった 移動の途中でも買うところがある。

【マスクやのど飴は必須】やはり砂漠に近づくに連れイガイガが始まり、結局帰国後も一週間くらい咳と喉痛を引っ張ったので要注意。体がのど飴を勝手に欲して舐めまくっていた。

【軍手】ラクダに乗るときに捕まっている棒がむき出しのただの鉄の棒なので 軍手があるとグリップが効いてなかなか良い 結構揺れるから

【ウエットティッシュ】 砂漠に限らずやはりあるとかなり有用。

スーツケースを持って行けないと思っていたが、戻ってきた後に滞在先を変えるのならば スーツケースごと持って帰りは次のホテルまで連れて行ってもらうこともできた。自分達はチェックアウトしたホテルに預かってもらってしまったので一度取りに行ってまた次のホテルまで移動することになった (砂漠ツアー後、それぞれのホテルの前までちゃんと送ってくれたのがすごいと思った結構サービスは行き届いている)

行く前に悩んでいたのはスニーカーを持って行くかだった。結構調べると汚れて良いスニーカーを持って行けと書いてあったけれど荷物になるのでスポーツサンダルを選択。かかとにストラップがあるもの (自分のはchaco)に、日焼け防止のために厚手の靴下を履いていった 。結果それでよかった スニーカーは絶対砂だらけになるし、色々面倒だと思う。スポーツサンダルなら砂の上も歩きやすかったし、何しろ水で洗えばすぐ元どおり。靴下は砂だらけなので捨てて帰る。

静かな砂漠をラクダにまたがり 黙々と進んでいく感じが自分が映画の中にでも入り込んだような感覚になる。 移動は辛いが また行きたいと思わせる感動はあった。

写真は次に